学校教育での食育の目標の一つに「何でも食べられる子に育てる」というのがあります。
言い替えると「偏食の無い子に育てる」
食べ物の好みは人それぞれ、苦手な食べ物の一つや二つ、誰にでもあるでしょう。
でも、
「偏食の多い人」と「偏食の少ない人」
どちらが人生楽しく豊かに過ごせるでしょうか。
私は「偏食の少ない人」だと思います。
食事のたびに、嫌な食材をどうやって食べようか、どうやって残そうか、と苦痛な食事時間を過ごすより、
どこに行っても、何を出されても、美味しく食べられる方がいいですね。
大人でも人参が食べられないと言って料理の中からつまみ出している姿を見たことがあります。
この人はどんな育てられ方をしてきたんだろう、と思いました。
偏食の無い人になるかならないかは、親の育て方(家庭での食育)がものすごく関係していると思っています。
それに加えて、保育園、幼稚園、小中学校での給食の影響も大きいですね。
学校に勤めていたとき、担任の先生からよく聞いた話ですが、偏食の多い子の特徴として、
キレやすい、嫌なことから逃げる、頑張りがきかない、という傾向があるようです。
逆に、偏食の少ない子、なんでも食べる子は、積極的、元気で活発な子が多いというのです。
なるほど、と思いました。
偏食が少ないという子は、日々の食事を通して、苦手なもの、嫌なものにも立ち向かうという経験ができているんじゃないかな。(これは家庭での役割が大きいと思います。)
そして、初めて出てきた食べ物に対しても好奇心を持ってチャレンジできる、というのはすばらしいことですね。
家で食べたことない食材が、学校給食で出たりしますからね。
結論は
「偏食は直した方がいい」です。
味覚が成長している子どものうちの方が直しやすいです。
また後日、偏食を直す子育てについても書きますね。