学校給食では、調理の最終段階で出来上がった料理の中心温度を測るのは当たり前。必須事項です。
85〜90℃で90秒間、加熱されたことを確認してから子ども達に提供します。
魚も肉も、煮物も、汁物も、炒め物も、全部です。
もちろん毎日、記録します。
家庭では多分そこまでしていないでしょう。
肉の色が変わったのを見て、「火が通ったかな。」
野菜がやわらかくなったから「もういけるかな。」
といった具合に、感覚で判断しているでしょうね。
でも、中心温度計が家にあるととても便利なのです。
私はもう20年以上前から使っています。
こんな感じのやつです。
「中心温度計」がどう便利かを紹介します。
魚を焼く時、中まで火が通っているか分かりにくいですよね。
不安な人はしっかり焼き過ぎて、パサパサになったり焦げたりするかもしれません。
逆に、こんなもんでいいか、と思って食卓に出したら、家族から「これ、生焼けだよ〜」と言われて、再加熱したりとか。
経験ありませんか。
唐揚げとか、厚みのある肉も同じですね。かじったら、「中が赤〜い!」とか。
そんな時、中心温度計があれば、調理中食品に刺してみて温度を確認すれば、加熱しすぎることなく、おいしい状態で、加熱を止めることができます。じゃあ何度まで加熱すれば安心か、ということですが、
一般の加熱処理食品は、75℃で1分間以上
2枚貝等ノロウイルスに汚染されている可能性のある食品は、85℃で1分間以上
で菌やウイルスが死滅するといわれています。
中心温度計はいろいろなタイプがありますが、200℃まで測れるものは、揚げ油の温度も測ることができて便利ですよ。
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