給食センターでの新任の日々

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学校給食センターの出勤時間は朝8時。

8時から職員全員でラジオ体操が始まります。

最初びっくりしたけど、給食の調理は体を使う仕事。朝一番に体をほぐしてから仕事に従くというのはいいことだなと思いました。私も毎日しっかり体操をしました。

身支度を整え、手指の消毒をし、調理室に入ります。

物資納入業者から食品を受け取り、数量・品質チェック(検収)するのは担当調理員の仕事でした。冷蔵、冷凍品は納品温度も測定しなければなりません。私も時々見に行きました。

検収室から下処理室に野菜が運ばれます。ここでは調理員さんは下処理用のエプロンを着用して作業をします。

野菜を洗ったり、皮を剥いたり、機械で切れない野菜を切る作業をします。(機械で切るものは次の部屋、上調理室へ移動してから切ります。)

時折、調理員さんに聞かれます。

「栄養士さん、切り方、これぐらいの大きさでいいんかな。」

新任の頃は、いいのかどうかも分からず、「いいと思います。。。」と曖昧な返事。でも、慣れてきたら

「もう少し、細く切っていただけますか?」とちゃんと言えるようになりました。

そして、自分も時間に余裕がある時は、下処理用のエプロンを貸してもらい、一緒に切りました。そうすることで、調理員さんたちと仲よくなれました。

若い栄養士が年配の調理員に指導する、というのはとても難しいことです。野菜を切る時間は、少し雑談もしたりして、調理員さんと仲よくなれる貴重な時間でした。

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