給食が残るクラス、残らないクラス。
残る原因はさまざまです。
- クラスに体格が平均より小さい、食の細い子が集まっている。
- 配膳が上手にできず、食缶にたくさん残ってしまう。
- もっとたくさん食べたい子に増やしてあげていない。
- 「これ嫌い」と誰かが言って、他の子も食べづらくなる。
- 担任が献立のねらいを理解していない。
その中でも、
- 担任が献立のねらいを理解していない。
は献立を提供する栄養士側にも責任があると思います。
栄養士が全学級を回って話をするのは不可能です。
だから担任の先生が、その日の献立のねらいを知り、子どもたちに話をできるようにしなければなりません。それが栄養士の仕事。
最初に勤めたA市では、「○月分、給食時間の一口指導メモ」を作り、市内全校の先生方に配布していました。
B市では、市全体で「○月分、給食の盛り付け図と指導メモ」を作り市内全校に配布していました。
このようなものがあれば、担任の先生は、教室で話すネタを知ることができます。
「ひじき、嫌だな。」とモジモジしている子どもに
「ひじきって、鉄分というのが多くて、血液の材料になるよ。みんな成長期だからいっぱい食べないとね。」
なんて言ってくれたら、残そうと思っていた子も頑張れるかもしれません。
そんなわけで、職員室のよく見える場所に、こんな掲示物を貼ってみたらどうでしょう。
これで担任の先生は児童に話すネタが一気に増えますよね。
小1から小6までの児童に理解できる言葉で話すのは、教諭の先生ならお手のものです。
中学校で勤務していたときはこの給食情報を玄関の近くの掲示板に貼っていました。
中学生は自分で読むこともできますからね。
献立のねらいをどう伝えるか、についてはまた書いていきます。